なんとか成るログ!(narulog)

食パン型のロシア車UAZを転がしながら色々考える日々の記録。アウトドアやステーショナリーや読書やものづくりなど。趣味的雑記ブログ。やってみればとりあえず「なんとかなる!」

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バスロッドを改造しちゃおう♪「折れた竿からグラスロッド作成」

高校の元教え子のK君から「先生、バスロッドの竿先が折れてしまいまして。どうにかなりませんか?」という電話をもらいました。
私「工業高校生なんだから自分で何とかしなさい。」とは言ったものの、全くの知識ゼロからのものづくりなんて「何をやっていいか分からない。何が分からないかも分からない」という状況です。そこで優しい元高校講師の私は生徒を連れて釣り具屋に行ってきました。
私が欲しかったのは「無垢のグラスロッド」の先端部分。以前は置いてあったのに、近所の釣具店では今は扱っていないとのこと。
きっと家に帰れば以前使おうと思っていた材料があるだろうということで帰宅。
今回使う材料と道具はこちら
1、折れたバスロッド (折れてしまっても捨てないで。利用価値はあるんだから)
2、根元10mmのグラスロッド   (釣具屋で1000円前後で売ってます。太さによって値段が違う)
3、瞬間接着剤
4、ボンド
5、ミシンで使う縫い糸 (綿のものは毛羽立つので化学繊維のがいいかも)
6、ボール盤&ドリル(これが無いと作業ツライかも)
7、ノコギリ
8、ペンチ
9、ガスバーナー
今回の目的
・お金の無い高校生でも低予算で作れるバスロッド。
・壊れた竿の部品を使うので思い出も引き継ぎます☆
・壊れたら新しいものを買う?いや、直して大事に使おうぜ!
・グラスロッドの良い所はとりあえず丈夫。ぐにょ~んと曲げても折れることはなかなか無い。でも長く使うとへたる。
・ショートの1ピースロッドになるので取り回しが楽。フローターなどでも使いやすいよ!
・長さは150cmくらい。5フィートのショートロッド。
・自作したロッドで釣れると嬉しさ倍増。1匹の価値がより高くなる♪
①まずは折れたロッドを用意します。
 使うパーツはグリップとガイド。ガイドは重要パーツなので曲がり、折れ、ヒビなどがないかチェックしましょう。
②部品の取り外し
 ガイドのリング部分を持たないように気をつけて、ペンチでガイドの足を持ちます。
 ガイドに直接火があたらないように気をつけながらガスバーナーでガイド取り付け位置を燃やします。ある程度焼けるとキレイにガイドを外せます。(燃えた時の臭いがクサいので換気に注意。あと火傷に注意!)
 トップガイドも先端を引っ張るように軽く力をかけてバーナーで焼き切れば簡単に取れます。
 グリップの部分はギリギリにノコギリの刃をあててグリップだけ取りましょう。
③ブランク(グラスロッド)の向き癖を見る。
 使用するグラスロッド(竿)を壁に斜めに立てかけ、上から力をかけます。そうすると一定の方向を下にして竿が曲がります。その曲がった向きに対してスピニングなら曲がり面を下にしてガイドを取り付け、ベイトロッドならば曲がり面と逆にトップガイドの位置を決めます。
(ここは重要なのであとで画像載せようかな)
④トップガイドの取り付け
 トップガイドの向きを決めたら固定します。トップガイドの中にボンドを流し込み、ブランクの癖を見てガイドを固定しましょう。ここで瞬間接着剤を使ってしまうと、ずれてしまった時に修正がきかないのでボンドを使いましょう。
⑤糸を巻く
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 ロッド作りにはこの糸をキレイに巻けるよう、最終的に切った部分が中に収まるようにします。が、しかし、私の手作り工作ではそんな面倒なことはしません。糸の先端に接着剤を着けてブランクに固定。その後、自分なりにキレイに巻く。瞬間接着剤で固める。糸切ってハイ終了。
注意ポイントは「ガイドの裏側で糸を切り終える、そして先っぽが飛び出ないようしっかり固める」です。
皆さんロッド職人になるわけじゃないんだから、楽しく簡単に作れればいいんです。
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⑥残りのガイドの位置決め、そして取り付け
 ガイドの位置って大切ですね。そんな大切な部分は勘で決めましょう。ブランクを曲げてみて2個目はこのへんかな?3個目は・・・って感じで位置をマジックで印をつけます。もう一度いいますが、楽しくロッドを作るのが目的なのでロッド本来の性能うんぬんではありません。でも、このロッドを作ると分かりますが、売ってる竿より愛着を持てます♪
 だいたい3つ目のガイドを付けたあたりでコツも掴めてキレイに巻けるようになってきます。マジックで書いた印の位置にガイドを接着剤で仮止め、そこに糸を巻いて接着剤で硬めます。
 ショートロッドなのでガイド数も少ないです。このロッドで全部で5個でした。
⑦グリップにブランクの入る穴をあける。
 切り落としたグリップのままでは新しく作ったブランクは入りませんので、穴を大きくする加工が必要です。今回のブランク径は10mmだったので、10mmのドリルを使ってグリップに穴をあけます。穴の深さは30mmもあれば大丈夫でしょう。グリップ形状と相談しながら深さを決めるといいですね。注意ポイントは穴をまっすぐあけること!これ重要です。
⑧出来上がったブランクをグリップに差し込み完成!!
 完成したブランクの根元に簡単に糸を巻いておきます。これはボンドで固定する際に面積を増やすのと、グリップにちょっとだけキツく入るようにするためです。ボンドをちょっと多いかな?くらい塗り、はみ出た部分は拭き取っておきましょう。
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固定に関してはガイドの向きに注意しましょう。また、グリップに穴をあける際にまっすぐになっ てれば良いのですが、微妙に斜めにブランクが入ってしまう場合はこの時点で修正しながらかためましょう。この写真のブランクも微妙に右下向きになっていたので、左上に力をかけながら固定しておきました。この辺は何本か作ってるとコツを掴めます。
60分でおおよそ固まってきました。(ボンドの種類によります)
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試しにリールを付けてみました。
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今回はやり方を説明しながら注意ポイントだけ手伝ってあげました。作業自体はとても簡単なので丁寧に作ればそれなりに良いものができます。卓上ボール盤など家庭に無い場合は穴あけが一番のネックになりますが、ドリルだけ買ってそれを何かに固定できれば・・・個人レベルでもできないことはないかな・・・?どうかな?(_´Д`)ノ
この無垢のグラスロッドはトップウォータープラッギングに適しています。
雷魚釣りで使いたい、フロッグ投げまくりたい、ついでにフロッグ(ウシガエル)釣りたい、ブラックバスでもナマズ(キャットフィッシュ)でもパワーの必要な釣りに使えます。
まず折れること無いですが、折れても数千円です。お財布にも優しい♡嫁さんの心も釣り上げちゃうかも♪ヽ(*´ε`*)ノ
でも、短いので遠投は厳しいです。腕力とルアーウエイトとリールの性能で頑張れないこともないですが。(´Д` )
自作のロッドで釣りをするってことは、魚との対等なファイトに結びつくんじゃないかな?とも思います。自作でルアーを作ってる人は自分と魚との騙し合いのような楽しさをもっていると思います。メカニカルなリールを作るのは難しいですが、使わなくなったロッドや壊れてしまっているものを工作を通じてまた復活させてあげるのも楽しい作業です♪
トップウォーター用グラスロッドが欲しい!フローター用のショートロッドが欲しい!
でも数万円もするロッドなんて買えない・・・。
折れた竿を使って今回のように作ってみたい!などあれば一緒に作ってみませんか?
うちは工場なので機械などあり、比較的簡単に加工ができます。
手作りグラスロッド教室(ワークショップ)とかやってみたいなーなんて思います。需要があればですが。(`・ω・´)
 
もし気になる部分があればコメントなどいただけるとありがたいです☆